2009年4月28日火曜日

名言と名台詞

いま、NHKの世界遺産の番組みてたら

ブレナム宮殿についてやってて

そのなかで

~私たちが建物をつくるが、その後は、建物が私たちをかたちづくる~

ウィンストン・チャーチル

という言葉が紹介されていた。

本当にシンプルで心に響く言葉だ、、

(建築の機能のなかで、人に気高さを与える事、はかなりメインなほうだと思うが、偉大さを発揮する場のはずの国家プロジェクトでも巨大で偉大な建築は無駄遣いと批判されるだろうから、今の時代、上のような考えはなかなか共有されないかもしれない。中規模なものが大量にあるほうが危険だとおもうんだけど、、、)




チャーチルは名言製造機です。

そういえばわたくし、中学生の頃、世界の明言全集【上、下】みたいな本をかってよんでいましたよ、、


名言には明確さがもとめられると思う

誰もが「そのとおり」だとおもうような否定できない力強さ、、発言者にもそれなりの実績がもとめられる小市民的な現代日本人(私とか)が勝負すべきフィールドではない。

現代日本人が勝負すべきフィールド、それは名台詞!

勝手に定義しますが、名台詞は場面との掛け合わせであり、そのため何通りにも読めるような「含み」がもとめられる場合もある。演劇的で、現代的でぼかしてもいい具合が日本向きだ。、

●チャーチルの名言的名言
~人は得るもので生計を立て、与えるもので人生を築く。~

●チャーチルの名言、若干名台詞的
~私は前もって予言をするのは避けることにしている。なぜなら、事が起こった後に予言する方が優れたやり方だから~

おんなじ?

●チャーチルの名言、名台詞的
~世の中には様式などの面倒な事を厭う人も多い だが相手を殺す時くらいは礼儀を払う必要がある~

マフィア映画でつかえそう!!


●ジョン・マケイン大統領候補の名台詞
~アメリカ経済のファンダメンタルズは強い~

これだけなら普通だけど、、

この発言とほぼ同時期、リーマン・ブラザーズ経営破綻とメリルリンチ身売りが発表された 。 

切なさが、、切なさが愛おしい。

負けて、去る人の、去っていく姿は魅力的なのだ。


以前「深いイイ話」なる番組がやっていて、みていたのだけど、いい話かもしれないけど深さはぜんぜん感じなかった。ついでに私はいい話とも感じなかった

深さとは、わからなさ、つまり、見通せなさ、であり、底まで見えない状態、そのためにおこるそこはかとない不気味さや余韻である。

深い台詞 

深い台詞が聞きたい

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